第22巻、セーター。

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セーターは、プルオーバーとカーディガが代表的で、プルオーバーは、頭からかぶって着るもので、カーディガンは、前開き型になっていて、ボタンやファスナーでとめるものがあります。
11世紀、ノルマン人が地中海シチリアに進出し、イスラム世界の手芸技術を学び、イギリス海峡に位置するガーンジー島、ジャージー島に伝えました。イギリスでは、この2つの島がセーターの起源の地とされています。
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日本語の「セーター」は英語のスウェターから来たもので、英語のスウェット(汗をかく)に由来します。1891年にアイビーリーグのフットボール選手がトレーニングする際、汗をかいて減量するために編物の上着をユニフォームとして用いたのが元とされています。セーターは、地域によって、その名前の由来から、ジャージやジャンパーもセーターの部類に入れられることがあります。イギリスでは、ジャンパーは主にセーター、プルオーバー・スウェットシャツを指す語句で、日本語で言うジャンパーは、ジャケットと言います。
ややこしいですよね。イギリスでセーターはジャンパーと言います。ジャンパーは、ジャケットと言います。そしてスエットやトレーナーをスウェターと言います。う~ん。この話は最後でまた。

代表的なセーターとしてアイルランドのアラン諸島を発祥とされているアランセーターがあります。フィッシャーマンズセーターのひとつで、縄状の独特の編み込みとハニカム(蜂の巣穴)などの模様が特徴です。アラン諸島では、昔から漁業が主な産業だったため、防水と防寒を目的としてアランセーターは誕生し、古くから仕事着として普段着としても着用されていました。そして、その模様は家によって違っていて、遭難死の際の個人識別と家紋のような意味合いもあったと言われています。
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フィッシャーマンセーターは、アイルランドやスコットランドなどに住む漁師の仕事着に起源をもちます。

アーガイルセーター は、スコットランド西部沿岸のアーガイル州の名をとった英国の伝統的なセーターで、アーガイルは一般的にダイヤ柄と呼ばれる菱形格子柄のものです。現在は何色かの菱形の上に細い斜格子が重ねられている模様が主流ですが、もともとは3色配色でした。
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クリケットセーター は、クリケットで着用されるセーターでケーブル網みで、裾やVネックに沿ってラインが入っていて、テニスセーターの基になったと言われています。
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チルデンセーター は、ケーブル網みで、裾やVネックに沿って紺や赤のストライプのラインが入っています。アメリカのテニスプレイヤーであるウイリアム・チルデンの名前が由来になっていて、テニスセーターとも言われます。

カウチンセーターはカナダのバンクーバー島に住む先住民のカウチン人に由来し、白やグレー系をベースにして自然に関する文様(特に動物が多い)と幾何学的なデザインを組み合わせたものが編み込まれているのが特徴です。元は19世紀初頭にスコットランド人からカウチン族に編み物の技術が伝えられたものが基本となっています。狩猟の際の作業着として用いられたため、太い毛糸で編まれ、厚地で丈夫に作られていて、脂肪分を抜かないために撥水性と防寒性も高いものが本来のものです。
ノルディックセーター は、北欧に伝わる雪の結晶やトナカイの模様が編みこまれたセーター。
バルキーセーター は、かさばった、暑いの意味で名前の示すとおり、厚手でふっくらとして、ゆったりとしたシルエットが特徴です。

レタードセーターは、胸や脇のポケット、袖などに大きなレター(英文字や数字など)を貼り付けたセーターの総称で単にレター・セーターとも言います。。アメリカの学校で校名やチーム名の頭文字などを入れたもので、そうしたセーターをアメリカン・フットボールや野球のチアリーダーが着たところから、スクール・セーターやチアリーダー・セーターとも呼ばれます。
あと素材でカシミヤ、アンゴラ、シェットランドセーターやサマーセーターもありますね。
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ここで編物=ニットの三元組織=基本組織は、平編(天竺編=てんじく)、ゴム編(あぜ編)、パール編(両頭編)です。この基本組織は、緯編(よこあみ)の場合です。

と言ううのも編物=ニットには緯編(よこあみ)と経編(たてあみ)があります。
手編みの原理を利用して機械化したものが緯編(よこあみ)、織物の理論を適応したものが経編(たてあみ)で、同じ編機(あみき)で編むことはできません。経編は開き目と閉じ目(シングル・デンビー編)を原組織として、その他さまざまな種類があります。主な編機は、トリコット編機、ミラニーズ編機、ラッシェル編機です。ここでは、経編(たてあみ)は、忘れましょう。

では緯編(よこあみ)の基本組織の平編みから天竺編(てんじく)メリヤス編、ジャージーともいいます。(セーターの胴体とか、ポロシャツの胴体のやつ)
1列の針で編目をすべて同じ方向に引き出して編まれた緯編(よこあみ)、メリヤスの基本組織でもっとも単純な配列組織の基礎となり、一番多く持ちいられる組織です。
シャツ、セーター、下着、靴下及びジャージーなどに使われます。
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次にゴム編み、リブ編、畦編、リブ・ニット、クチ編とも言います。(セーターの袖口のやつ)
2列針で表目と裏目のウェールを交互に配列した組織で編地の特徴はウェール方向に、畑のあぜにようなウネがあることで、編地としては裏表がなく、裏表とも同じに見えます。。また弾力性があり、橫方向の引っ張りに対して非常に大きな伸縮性を持ちます。
靴下、シャツ、袖口のしまり、手袋の手口、肌着の各部開口部等に使われます。
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最後にパール編、両頭編、手編ではガータ編とも言います。(ポロシャツの衿のやつ)
舌針で表目裏目のコースを交互に配列した組織で平編の裏目と表目が橫方向に順じて入れ替わり表れます。実際には、両面共に裏目の部分がよく表れるので緯筋が付いて見え、多くの場合、平編を混用して柄を出します。
編地の特徴は橫筋で、生地は表も裏もなく、表裏共に同じの見えます。弾力性にとみ、縦方向の伸縮性が大きく、橫方向の伸縮性は比較的少なくなります。
セータ、子供服、上衣の衿などに使われます。
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他にも、タック編、浮き編、レース編、カーディガン編、スムース編、ダブルニット、パイル編物、フリース編、アーガイル編などなど、私も全ては知りません。編物名人に聞いてください。

経編(たてあみ)にも種類があって、デンビー編、アトラス編、コード編、、鎖編などすみませんギブでお願いします。

先に出てきた英語の話ですが、イギリスとアメリカでも違いがあります。タートルネックは英ポロネック、米タートルネック。
ズボンは英トラウザーズ米パンツ、スニーカーは英トレイナーズ米スニーカーズ(複数形)、フライドポテトは英チップス米フライズ、ポテトチップは英クリスプス米ポテトチップス、アパートは英フラット米アパートメント、エレベーターは英リフト米エレベーター、1階は英グランドフロアー米ファーストフロア、ガソリンは英ペトロール米ガス。なんなんでしょう?


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